Mon Mar 24 05:50:00 UTC 2025: ## 桜前線北上!400種以上の桜の多様性とソメイヨシノの秘密に迫る
高知と熊本でソメイヨシノが開花し、桜の季節が到来した。日本全国に400種以上存在する桜について、公益財団法人日本花の会研究員の小山徹氏に解説してもらった。
桜はバラ科サクラ属に分類され、桃や梅も仲間と言える。開花時期は品種によって異なり、早春から晩春まで、さらには十月桜や冬桜のように年に二度咲く品種もある。桜前線と呼ばれる開花日の北上は、ソメイヨシノの開花日を線で結んだもので、標高が100m高くなると2~3日遅れる。
日本の桜は、ヤマザクラなどの10種類程度の野生種と、人為的に改良された200種類ほどの里桜に分けられる。野生種には、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、オオシマザクラ、カスミザクラ、エドヒガン、マメザクラ、タカネザクラ、チョウジザクラ、ミヤマザクラ、クマノザクラ、そしてカンヒザクラ(自生か否か議論あり)が含まれる。それぞれ分布域や特徴が異なり、ヤマザクラは古くから観賞対象とされ、オオヤマザクラは耐寒性に優れるなど、多様な特性を持つ。
里桜の代表格であるソメイヨシノは、江戸時代末期に売り出された品種で、接ぎ木で増殖しやすく、花付きが良いことから全国に広まった。しかし、近年は「サクラ類てんぐ巣病」への罹患も問題となっている。
小山氏は、ソメイヨシノだけでなく、多様な桜の品種を楽しむことで、日本の春の豊かさを満喫できると述べている。 今年のお花見は、ソメイヨシノ以外にも目を向けてみてはいかがだろうか。